農業を始めたい養父市は、面積の84%を山林が占め、四方を急峻な山々に囲まれた中山間地域です。山裾と河川に沿って民家と農地が小規模に広がり、米や野菜の栽培、畜産業などが営まれています。しかし、少子高齢化などによる後継者不足もあり、耕作放棄地が増加し、農業の衰退が地域の大きな課題となっています。こうした課題を解決するため、養父市は平成26年5月に国家戦略特区の指定を受け、規制緩和により企業が農業参入しやすい環境を整え、6次産業化の推進による地域経済の活性化と、個人だけでなく企業も含めた多様な農業の担い手の確保に取り組みながら、耕作放棄地の解消と持続可能な農業を目指しています。経営が不安定な就農直後の所得を確保するための資金を交付(年間150万円を最長3年間交付)します。原則50歳未満で独立・自営就農することが要件となります。養父市で農業を希望する方が、養父市内の親方農家のもとで就農にむけた研修を実施することで研修期間中の生活資金として年間180万円を最長3年間交付します。原則50歳未満で独立・自営就農することや、就農後は5年以上農業を継続すること等が条件となります。就農を応援する給付金制度新規就農者育成総合対策〈経営開始資金〉養父市新規就農希望者研修支援交付金中山間農業改革特区[補助]最長3年間[補助]最長3年間17農地が取得しやすくなりました農地流動化の促進●農地の権利移動の事務処理日数が大幅に短縮●農地の権利取得の下限面積を10aに引き下げ●空き家とそれに付属する農地をセットで 取得する場合は10a未満でも取得できます企業が農業参入しやすくなりました6次産業化の推進●企業の農地取得が可能●廃校を活用した6次産業化支援センターの整備関係機関と連携して、就農に必要な知識や技術の習得、経費・資金の確保、農地の確保などを支援し、あなたのやりたい農業を応援します。 (本格的に農業を営む) 就農に必要な知識や技術の習得を支援し、おおや高原(有機ほうれん草など葉物野菜)、轟高原(大根)といった産地で就農できます。 (農業と両立した生活) 半農半X、休日農業など兼業農家のライフスタイルが楽しめます。 市内には農産物直売所があり、生産した農産物を販売することができます。 (家庭菜園) あなたの希望をかなえるため、農地を斡旋し指導者を紹介します。 また、おおや有機農業の学校などで有機農業を学べます。 国家戦略特区指定がっつり農業じっくり農業ゆったり農業農のあるライフスタイルを提案します本格的に農業に取り組み生計を立てたい芸術、音楽、農業以外の仕事などをしながら農のある暮らしをしたい田舎に移り住み自給程度の農業をしたい多様な農業の担い手を募集しています国家戦略特区で農業をしやすい環境を整えています180万円150万円
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