移住者の声を聞こう
生まれ育った町で
Uターン者として再出発
山下将幸さん(出身地:朝来市)
美妃さん(出身地:養父市)
移住年:2018年
職 業:自営業
再び故郷へ
将幸さんは自分が興味を持った様々な地域で暮らしてきた。ある時、沖縄県で開催された音楽イベントを見て、自分もこういうふうにふるさとを元気づけたいと、2011年に地元で音楽フェスを企画。運営を手伝っていた美妃さんと出会った。
東京で暮らし、友人とカフェバーを経営していたが「もっと自分の時間を持てる場所で、子育てをしたい」と地方への移住を決めた。夫婦で候補地を探し、やはり美妃さんの実家のある養父市が最適だということになった。
山下さん夫妻にとって、思い出いっぱいの養父市への移住は、新しい生活への期待よりも、安心感のほうが大きかった。
二人で描くこれからの生き方
どこにいても今まで通り、自分たちの興味が湧くことさえあれば楽しんで生活できると考え、とにかく様々なことに挑戦しようとしている山下さん夫妻。自分たちで時間の使い方を決め、夫婦の時間を大切にしながら暮らしていきたいと語る。
自分たちの好きな暮らしができる仕事を作る
養父市での生活は、空き家バンクで見つけた古民家を改築するところから始まった。クラウドファンディングを利用して資金の一部を集め、1年間かけて自分たちで床の張替えや壁の左官などをしてきた。古民家の2階部分は住宅、1階部分ではおいしいカレーとコーヒーが自慢のカフェを開いている。店舗が完成した際には、お世話になっている近所の人を招待し、お披露目会を開いた。夫妻はこの場所を「近隣の人はもちろん、遠くからでも足を運びたくなるような店にしたい」と夢を膨らませている。
床や壁、テーブルまですべて2人でDIYした
緑に囲まれ、落ち着いた雰囲気の古民家
昔住んでいた頃にあった店が、全く違う建物に変わっていたりするのが新鮮でおもしろいです!!