養父市出身の母のUターンにより3歳のときに養父市へ来ました。18歳まで養父市で育ち、進学で京都へ。卒業後、大阪にある百貨店内のジュエリーブランドに約7年勤務しました。社会人3年目頃に芽生えた「養父市に帰りたい」という思いが徐々に強くなり転職を決意。2020年4月より養父市役所で働いています。
養父市に帰ってきてから「どうして戻ったの?都会の方が楽しいでしょ!」と何度言われたか分かりません。都会はお店がたくさんあって、遊ぶところもたくさんあって、一人暮らしは自由で快適。でも、私が将来を考えて重視したのは“落ち着く”場所。言葉で表すのは難しいのですが、住み慣れた場所であり、家族が近くにいて安心、ということも大きな理由です。
大阪では、満員電車で通勤する毎日。通勤も仕事も人混みの中で過ごし、家に着くのは23時ごろ。年末年始は帰省していましたが、連休は取得できても2日間。慌ただしくゆっくりできませんでした。そんな短い時間でも、帰省する度に感じる空気の良さとゆったりと流れる時間に癒されていました。特に、八鹿駅に着いて改札を出たときの風景が好きです。桜、紅葉、雪景色、どんな季節でも美しいです。都会では足を運ばなければ四季を感じることができません。一人暮らしのマンションから駅まで徒歩1分、地下鉄から職場へ直通のため、休日以外は外の景色を見ることがほとんどありませんでした。
高校生まではあまり魅力を感じることのできなかった自然の美しさに、やっと気づくことができました。
Uターンしてからはコロナ禍ということもあり、家族との時間を大切にしています。
*父親との晩酌の時間
大好きなお肉や地元の野菜を使い、おつまみを作って乾杯。テレビを見たり、その日にあったことを話したり。学生のときよりも会話が増えました。
*「母の味」勉強中
一人暮らしが長かったので自炊はしていましたが、母の味付けを習得できるように勉強中。道の駅などで一緒に野菜を選ぶのも楽しいです。
*祖母とのドライブ
祖母の服を選んだり、休憩にカフェでケーキを食べたり。時々祖母のお友達も一緒にドライブします。
高校生までとの大きな違いは、車に乗るようになり行動範囲が広がったこと。養父市出身ですが、まだまだ知らないことが多く、地域のことやお店の情報など、移住者の方に教えていただくこともたくさんあります。移住を考えている方やUターンを考えている方の相談相手になれるよう、日々勉強中です。田舎の良いところはもちろん、田舎暮らしの本音や”田舎あるある”などもお話しましょう!