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養父市に住む女性たちの声

やぶぐらしのコツ教えます!~地域の人との付き合い方、溶け込み方~
森本知子(もりもとともこ)

【地域コーディネーター】
養父市生まれ、養父市育ち。大学の4年間だけ大阪で過ごす。2000年にUターンし、地元企業に就職。現在は、地域再生アドバイザー、移住コーディネーターとして活動中。

養父市生まれ、養父市育ち。大学の4年間を大阪で過ごし、Uターン後に地元企業に就職。結婚を機に家庭に入るもじっとしていられず5年間の専業主婦を経て、営業、接客、出版、制作などいろんな職を転々とし、今の仕事と出会う。

普段は、養父市の自治協議会を中心に地域が元気になる企画やスタートアップのお手伝い、移住者を迎えるための仕掛けづくりなど住民と一緒に活動中! 自分の住んでいる町がずっと楽しくなっていく町になるようにお仕事をしています♬

このお仕事をしていると色んな世代の人や職業の人とお会いすることが多いです。だからなのか、コミュニケーション能力が高いと人に褒めてもらえます。特に、本を読んだり勉強したりしたわけでもありません。特技なのかもしれません。キャラなのかもしれません。

だけど・・・秘訣はあります!

その1「とりあえず挨拶」
田舎の人は、本当にみんな探偵でも雇ってんのかな?ってくらい他人のことを知ってる。人は知らんことがあると知りたくなる。だから変な詮索をされる前に、自分から出してもいい情報だけ伝えましょう。
(例)よく畑や家の前におじさんやおばさんは座っています。前を通る時は「こんにちは。今日はいいお天気ですね」などと声をかけてみてください。きっと「あんた、どこの人じぇ~」と言われます。その時に「大阪から引っ越してきた、森本と言います。○○さんの家をお借りして住んでいます。日中は仕事なのでいません。何も分からないので、また色々教えてくださいね」と挨拶をすると、「どんな仕事なのか?」とか「家族は?」とか聞かれるかもしれませんが、「仕事は、○○系です」とか「子どもは〇才です」とかお話できることを笑顔でお話しましょう。答えにくい質問が来ることもあるかもしれませんが、「それはまた今度お話します・・・ニコっ!」とこれも笑顔で乗り切りましょう。そして、あんた、野菜持って帰るか?とお土産をいただければ、もうこっちのものです。田舎の人はとっても優しいのでついついお節介が過ぎるかもしれませんが、田舎の人も誰だかわからない人が近所に住むことに慣れてないので、どう接したらいいのか分からないのです。なので、こちらから声をかけてみましょう。きっかけは「挨拶」です。

その2「自分の話をする」
自分を知ってもらう。これが大事だと思っています。今、関心がある事。好きなこと、嫌いなことなど。知ってもらえば、相手が話しかけやすくなります。
(例)ある日、Aさんに「干し柿って作ったことないんやんな~。一回作ってみたいと思ってるんやけど」と話したところ、後日、Bさんが「Cさんの所で干し柿つくるから一緒にせーへんか」と誘ってくれました。私はAさんにその話をしただけなのに、Bさんが誘ってくれる・・・そんな話。
たわいのない話は、すぐに広まります。ネットより早い田舎の口コミ。だから嫌やっていう人もおるかもしれんけど、そういうもんやって割り切ってしまえば、これほど頼りになるもんはないと思っています。

その3「自分と同じだけ・・・」
「こちらは嫌いだけど、相手はこちらが好き」なことは絶対にありません。自分と同じくらい相手も自分のことが好きで、嫌いです。うまく田舎暮らしをしたいなら、自分も相手を好きになることをおすすめします。好きになる方法は、人それぞれですが…
(例)私の場合は「相手に興味を持つ」ことです。この人は、どんなことに興味を持っているのかな?とかこの人が得意なことは何かな?とお話をして、知っていきましょう。そして、自分の困っている事、やってみたい事がその人の得意分野であれば、是非、甘えてみてください。頼られることは、嫌ではありません。むしろ、頼って欲しいと思っている人も多いはず。ただ、どう接していけばいいのか分からないだけなのです。
上手く田舎暮らしをしている人は、みんな甘え上手。今まで田舎で暮らしたことがないんだから、知らなくてあたりまえ。出来なくてあたりまえです。どんどん甘えて、快適な田舎暮らしを満喫しましょう♬

養父市役所市民生活部やぶぐらし・地方創生課
TEL:079-662-3172FAX:079-662-7491